ゆうちょ銀行の相続で残高証明書を請求する方法は?請求用紙の記入方法は?

「ゆうちょ銀行で被相続人名義の口座の残高証明書を請求するにはどうしたらよいのか」とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ここではゆうちょ銀行で被相続人名義の口座の残高証明書を請求する方法について解説します。
通帳が手元にあるとき
ATMで記帳してください。最後の行の「現在高」に記載されている金額が残高になります。
また、どうしても残高証明書がほしいときは、口座名義人が死亡し、あなたが口座名義人の相続人であることをゆうちょ銀行に示す必要があります(この段階でゆうちょ銀行は口座名義人の死亡の事実を知りますので、口座は凍結されることになります)。
通帳と銀行印のほか、登記官の認証文言のある「法定相続情報一覧図」とあなたの顔写真付きの身分証明書(マイナンバーカードや運転免許証など)、認印を持参してゆうちょ銀行の窓口を訪問してください。
訪問するゆうちょ銀行は、全国どこのゆうちょ銀行でも構いません。
請求用紙はその場でもらえますし、記載例がついていますので、記載例を見ながら記入してください(記載例を見ても分からなければ、職員に聞けば教えてくれます)。
なお、法定相続情報一覧図がないときは、戸籍の束(被相続人が生まれてから死ぬまでの全ての戸籍、あなたの現在の戸籍)の原物を持参しなければなりません。
通帳が手元にないとき
登記官の認証文言のある「法定相続情報一覧図」、あなたの身分証明書(運転免許証など)、認印を持参してゆうちょ銀行の窓口を訪問し、職員に相談してください(この段階でゆうちょ銀行は口座名義人の死亡の事実を知りますので、口座は凍結されることになります)。
ゆうちょ銀行の窓口で手続をすれば、被相続人名義の全ての「貯金の種類」や「記号番号」の残高証明書や入出金履歴を発行してもらうことができます。
なお、手元に通帳がないわけですから、被相続人の死亡日から5年ほどさかのぼった入出金履歴を入手し、不審な入出金の有無を確認しておくべきです。
まとめ
このように、被相続人名義の口座の残高証明書や入出金履歴を入手するためには、被相続人が死亡し、あなたがその相続人であることを示す必要があります。
相続についてお困りのときは、当事務所までお気軽にご相談ください。