すみやかに遺産を調査し、一連の遺産分割をワンストップで終了できた解決事例

ご相談

Xさん(20代、女性、会社員)とその兄弟は、母と離婚した後疎遠になっていた父が病死したことを父方の親戚伝いに知りましたが、共同相続人それぞれが独立し別々の場所に住んでいたことなどから、約1か月半近くの間、父の遺産の整理について具体的に話し合うことができずにいました。

その中で、Xさんら共同相続人は、法律上、相続放棄ができる期間(熟慮期間)が相続開始を知ったときから3か月以内ということを知り、現時点では相続をすればいいのか相続放棄をすればいいのか判断ができず、残された期間の中で自分たちはどうすればいいかということに悩み、当事務所を訪れました。

当事務所の活動

Xさんら共同相続人は、父の遺産の内容が債務ばかりであるならば相続放棄をし、そうでないならば皆で法定相続分に従って遺産を相続したいというお考えで一致していましたが、何より、本件では相続放棄をなし得る熟慮期間の満了が迫っていました。

そのことから、当事務所は、まずは父の遺産の調査の依頼をお受けし、速やかに関係機関に対して照会を行って父の債務の調査を行い、依頼を受けてから2週間程度で関係機関が把握する情報上には父に債務がほとんどないことが判明しました。

その間、並行して、当事務所は、父の遺言書の有無の調査、父が保有すると思料される資産の有無及びその内容について関係機関に対する照会を次々とスピーディーに行っていきました。

活動の結果

その結果、一部未了のものもありましたが、受任から1か月程度のうちに(熟慮期間満了の約2週間前)、父の遺産には債務がほとんどなく、遺産分割の対象として相当額の金融資産があることを判明させることができました。

かかる状況を踏まえ、Xさんら共同相続人が、父の遺産を相続することに決めたことから、当事務所は、引き続き残る遺産の調査を遂げた上、判明した金融資産についての遺産分割協議書の作成、金融機関での払戻手続、払戻しをした遺産のXさんら共同相続人間での分配など一連の遺産分割手続をワンストップで実現できました。

解決のポイント

相続の事案において、被相続人の遺産の調査をどうしていいかわからないというお悩みをお持ちの方は多くいらっしゃいます。

もちろん、その場合にご自分で方法をお調べになってご自分で調査を実施するということも可能ではありますが、それにはそれなりの時間と労力を伴います。

今回の事案は、当事務所の有するノウハウを駆使して遺産調査に関する煩雑な手続から依頼者を開放し、スピーディーに調査を遂げた上で一連の遺産分割手続全体をワンストップで行い、依頼者の要望に応えることができました。

この記事の監修者
弁護士・監修者
弁護士法人ひいらぎ法律事務所
代表 社員 弁護士 増田 浩之
東京大学卒。姫路で家事事件に注力10年以上。神戸家庭裁判所姫路支部家事調停委員。FP1級。

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